青森路線バスとローカル線の旅(早くローンを返すのだ!番外編)

都内にマンションを買いましたが青森に転勤しました。そして4年後に戻って来ました

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19 September

JRバスで十和田湖から青森駅へ

朝起きてもまだまだ雨は降り続いていました。
贅沢にも24時間営業の大浴場で朝風呂してから朝食をいただきました。

「そばかっけ」という三角形に切ったおそばがありました。
昔、南部の殿様が手打ち蕎麦は美味しいので庶民は食べるべからず、と御布令を出したため庶民は知恵をしぼって三角に切ったお蕎麦を茹でて食べていたそうです。
殿様の贅沢やわがままって、後々名物になったり観光資源になったりしますよね。偉い人のわがままも悪いことばかりではないようです。手作り豆腐と一緒に茹でたそばかっけをお味噌をつけていただくと、麺でいただく蕎麦とはまた違った味わいで新鮮でした。

今回、ガイドブックを家に忘れてきてしまったのでわずかな記憶がたよりの行き当たりばったりの旅になってしまいましたが、まずはホテルを出てすぐ目に入った鳥居を手がかりに十和田神社へ。
拝殿に参拝して振り向くとどうやら奥がある様子。
整備された階段を上った先にはいかにも自然石を積んだような登りが続きます。
昨日の奥入瀬渓流よりキツい傾斜をクリアした先には青龍のお社がありました。
青龍は四神の中で東と川を司る神様のはず。ここのところの大雨による水害がこれ以上ひどくならないようにとお参りしました。

その先には占場という御神託をえる場所があるそうなのですが、こちらからの道は立ち入り禁止になっていて船で行くようにと張り紙がありました。
街中では鎮守の杜を失った哀しい神社も多いですが、ここは森と湖を保持した力強く美しいお社でした。
許しもなく聖地を撮るのは気が引けるので写真はありません。
あしからずご了承ください。

神社から有名な乙女の像までは徒歩1分。乙女の像
大変な人気で観光客が順番待ちをして記念撮影してました。

そして「開運の小道」開運の小道
十和田神社に戻る方向になりますが六つの祠をひとつずつ確認しながら森林浴を兼ねて歩いてみました。
帰ってきてから調べてみたら、なんと最近は十和田神社、占場に続く人気パワースポットだったそうです。

おみくじは小吉でした。世の中そんなものかな?

お昼になりましたので、湖の見える展望レストランで食事。
十和田湖色のビール、ブルーオアシス。天気が悪いので湖の色は良くわからなかったのですが、お天気の時はこんな色なのでしょう。
十和田湖色のビール

そして名物ヒメマスは塩焼きで。ヒメマスの塩焼き
川魚系は泥臭かったりしますが、ヒメマスは臭みやクセがなくて頭から尾ビレまで丸かじりしてしまいました。

メインの食事はバラ焼き定食にしました。バラ焼き定食
良く炒めた玉ねぎにからんだ甘めのタレが美味です。

帰りのバスまで時間があったのでビジターセンターで十和田湖の自然を少しだけお勉強。
やはり初めての山はネイチャーガイドを頼んだ方がただ歩くだけより楽しいような気がします。紅葉の頃、お天気が良い時に是非ガイドさんを頼んでもう一度奥入瀬渓流を歩いてみたいものです。

そしてバスに乗り込む前におやつ。
おとめ餅です。おとめ餅
焼いているおばさんに由来を聞きましたら「乙女の像にちなんで」とだけ短く返答がありました。
注文を受けてから刷毛でタレをつけて軽く焼いてくれます。
きりたんぽより少し歯ごたえのある丸餅と甘めの味噌だれがくせになりそうな美味しさです。

帰りのバス停では猫がお見送り。お見送りの猫
シャッター切ったら後ろ向いちゃいました。

帰りのJRバスは十和田湖休屋から子の口、奥入瀬渓流を経由して青森駅へ。
行きは青森駅→焼山2,240円、帰りは十和田湖→青森駅3,000円です。
途中、十和田温泉郷、蔦温泉、谷地温泉、猿倉温泉、酸ヶ湯温泉、城ヶ倉温泉を通ります。
この十和田北線は1934年に開発された路線がベースになっているということですが考えた人は現在の登山や温泉、グルメ、パワースポットブームを想定していたのでしょうか?
全て揃ったこの路線、美しいブナ林を眺めながらJRバスの周遊券で温泉めぐりもいいかも・・・と思いつきました。
もっとも雪が降る前に実行しなければなりません。
秋の間に下北半島にも行きたいし、青森は本当に自然豊かな観光資源に恵まれています。
青森という県名は青森市本町付近に海上からの目印になる青い森があったことが由来だそうですが、もっと奥、八甲田山や白神山地、岩木山、それからまだ訪れたことのない山々の懐に青く美しい森が待っています。それから美味しい食べ物も。
ローカル線と路線バスの旅、次はどこにいきましょうか?

21:34:32 | loan | Nocomments

JRバスで奥入瀬へ

目覚めると大雨でした。
宿、予約してたのでご飯食べてお風呂入るだけでもいいかと思い、とりあえずハイキング仕様で出発。
青森駅前からJRバス「みずうみ号」で奥入瀬渓流へ。みずうみ号行きの乗車券
バスガイドさんは乗ってませんが、音声で観光案内もあってぼーっと車窓を見ているだけでも結構楽しい。
途中、雲谷に着く頃にはさらに雨足が強くなり、ロープウェイは運休になったと車内に案内がありました。
JRバスの休憩は2箇所、萱野茶屋と蔦温泉ですがあまりの大雨に濡れたくなかったので降りませんでした。
およそ2時間で焼山のバス停に到着。
奥入瀬渓流は下流から上流に向かって歩くのが王道だそうです。
焼山が下流、十和田湖の子の口が上流です。
30分ほど「渓流の駅おいらせ」でノースビレッジという会社が発行している「奥入瀬渓流自然遊歩マップ」300円を購入して目を通しながら様子を見ていると小止みになったので、レインポンチョで武装して出発!
焼山
降り続く雨のため増水した渓流はガイドブックの写真とはあまりに様相が異なります。
整備された歩道もぬかるみと水たまりでなかなか歩きがいがあります。
ところによっては川の水位が歩道のすぐ横30cmぐらいまで迫りスリル満点です。
10時30分に歩き出し12時ごろ石ヶ戸に到着。雨も激しくなり、一旦ここの休憩所で昼食休憩を取ることにしました。
山菜そばとおにぎりをいただきながら雨の状況を見ていましたが、残念ながら止みそうにありません。
この休憩所には本日の最終目的地十和田湖休屋行きのバスも止まります。ただし次のバスは13:50。1時間以上あります。
ただ待っているのもつまらないので奥入瀬ビール飲んで待ってみました。奥入瀬ビール
山で飲むビール、美味しいですね。
こんなものも見つけました。元気くん
熟成したニンニクで一日一欠片か二欠片食べると滋養強壮と男性には嬉しい効果があるそうです。なかなか強烈な風味でしたが美味しいのでビールのおつまみにはいいかも。
ほろ酔いで、後はホテルに早めにチェックインしてお風呂に...と思っていたら小雨になりました。バスまでは後30分、悩んだ末に次のバス停のある馬門岩までの1.5km約30分を歩くことにしました。雨がひどくなれば次のバス停で予定していたバスに乗る事ができます。
ところが歩き出して靴下がいい加減濡れ出した頃には悪天候も楽しくなってきて結局子の口まで歩いてしまいました。
軽登山用の靴で歩いていたのですが、もし大雨の奥入瀬渓流を踏破するなどという酔狂なことをするなら長靴がベストです。
きっとぬかるみも水たまりも楽しく歩けるはず。

そして歩道のあちこちには植生や地名の由来などの看板も整備されていました。環境庁のお仕事でしょうか?雨のためガイドブックを見ながら高山植物の名前などを確認して歩くことは叶いませんでしたが豆知識は増えました。
そして途中でこんなもの見つけました。しめじ?
自生のしめじ?美味しそうですよね。キノコ類は怖いので採って食べたりはしませんが(笑)
もう渓流というより雄々しい流れを眺めながら歩くこと14km約4時間。いいお散歩でした。増水した渓流
そしてはじめまして!十和田湖。お天気悪くて残念です。終点子の口
ホテルには予定通りチェックインして夕食は八戸せんべい汁と十和田バラ焼きがメイン。バラ焼きせんべい汁
食事のお供には十和田ワインの赤をお願いしました。十和田ワイン
せっかく奮発して湖側の和室を予約したのですが、雨はますます激しくなりホテルのBarからも湖はほとんど見えませんでした。

19:28:43 | loan | Nocomments

11 September

弘南バスで黒石こみせまつりへ

しばらく旅を止めてましたが、気のおもむくままに出かけようかと思います。
今日は黒石のこみせまつりへ。
国道4号線から青森駅、新青森駅経由の弘南バスで黒石駅へ。
新青森駅南口を出ると、緑豊かな風景が車窓に広がります。
それをぼんやり眺めながら1時間半ほどの路線バスの旅。
黒石駅前に到着するとあいにくの大雨。
足下が軽装だったので少し躊躇しましたが、せめて黒石つゆやきそばだけでも食べて帰ろうと駅から徒歩10分弱のこみせ通りを目指します。
到着すると大雨の中、材木店で黒石高校の吹奏楽部の演奏が出迎えてくれました。
黒石高校吹奏楽部
演歌やアニメのメドレーに聞き入る内に小雨になったので、早速町中を散策。
ここは伝統的建造物群保存地区になっています。
消防団の建物もごらんの通り。

ちょうどお昼を過ぎたので今回の目的のひとつである黒石つゆ焼きそばをいただきました。
黒石つゆやきそば
やはり本場に来たら食べ比べ!
黒石つゆやきそばエビ天入り
もともとはおやつだったそうですが、ここまでくると立派に食事です。
お祭りは雨でちょっと残念でしたが、利き酒や蔵の見学もできましたし雨のこみせ通りも風情がありました。

マンホールもこけしと稲穂とリンゴの意匠が面白い。

帰りは弘南鉄道。弘前経由で青森市へ戻ります。

のどかな田園がどこまでも続いていて、ついウトウト。
青森駅まで1時間半の旅。バスでも列車でも時間は同じくらいでした。
青森駅到着後、自宅へ帰るバスまで時間があったので、A-factoryでシードルをいただいてちょっと休憩

日帰りの小旅行、交通費は行きの弘南バス880円、帰りの弘南鉄道450円とJR650円。エコでお手軽な旅でした。

23:36:58 | loan | Nocomments