青森路線バスとローカル線の旅(早くローンを返すのだ!番外編)

都内にマンションを買いましたが青森に転勤しました。そして4年後に戻って来ました

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26 February

冬の青森を楽しもう〜その2〜新幹線とJRバスで十和田湖冬物語へ

注:記事をアップしたのは5/16ですが、この旅をしたのは2/26です。

昨年から行ってみたいと思っていた十和田湖冬物語。
本当は一泊して冬花火やライトアップ、かまくらバーを楽しみたかったのですがスケジュールと予算に泣きました。今回は日帰り。

日帰りとなれば効率的に移動しなければなりません。
十和田湖方面に向かう時はいつもお世話になるJRバスみずうみ号では現地着14:42になってしまいます。
そこで今回は七戸十和田まで新幹線で行き、十和田奥入瀬まるごとシャトルバス9:10発十和田休屋12:33着、復路は16:00休屋発を使うことにしました。
ところがこのバス、2日前までに予約が必要でした。
当日でも空席があれば乗せてくれますが誰も予約しないと運行されません。という事実を七戸十和田駅のインフォメーションで知りました。
残念ながら9:10の便はなく、インフォメーションで運行される便も調べていただきましたが、2時間以上待つのも...
主義には反しますが八戸発で10:40十和田市現代美術館を通るJRバスおいらせ号に乗るべく、タクシー移動!

十和田市現代美術館です。
現代美術館
入場料は500円。
順路一番めのスタンディング・ウーマンは一見の価値ありです。
4メートルの高さも圧巻ですが、爪や皮膚がリアルで精巧。
思わず見上げた後に細部まで見入ってしまいました。
写真は撮れないので十和田市現代美術館のHPを参照してください。

コンテンポラリーダンスや現代音楽 と「現代」がつくものは難しくて敬遠してました。
現代美術は特に難解でご遠慮申し上げていましたが栗林隆さんの「ザンブランド」は靴を脱いで机に乗るというお行儀の悪いことをしないと鑑賞できない楽しみがあります。
現代美術、面白い。

ここではアロマテラピーや手芸などのワークショップも開催されてました。時間があれば寄り道したいところですが本日のメインは冬物語です。
バス停で待つ間にも、アート作品見つけました。
ゴースト
馬の意匠
通り

ほぼ時間通り来たおいらせ号で一路十和田湖へ。
車窓からはこんな雪景色。奥入瀬
奥入瀬渓流には氷柱が!氷柱
自然の造形美、圧倒されます。
十和田湖で遊覧船に乗船しようとしたら、湖が凍結したため運休。
珍しいそうです。今年の冬は雪も多く寒さも厳しい。凍結した十和田湖

十和田冬物語会場です。入口
親子連れ、楽しそうです。遊ぶ親子
ステージ、ねぶた風。ステージ
まずはこちらゆきあかり横丁。ゆきあかり横丁
きりたんぽとヒメマスで腹ごしらえ。きりたんぽ ヒメマス
あったまります。

ステージショーがあるらしいので行ってみると、
なまはげがいました。なまはげ
なまはげが和太鼓叩いてます。男鹿っ鼓
「男鹿っ鼓」という秋田のグループで冬物語には毎年来ているそうです。
寒かったけれどエネルギッシュなステージショーを楽しみました。

冷えたので甘酒とおとめもちをいただきます。おとめもち
さらに、ホットリンゴジュース。ほっとりんご

この横丁には他にもB級グルメがたくさん出店してます。B級
食べきれないので肉巻おにぎりとビールはお持ち帰り。肉巻おにぎり ソナタ
15:30発のおいらせ号で八戸へ。
冬の青森の旅は移動が勝負。
ちょっと駆け足でしたが公共交通機関だけでも日帰り旅は可能でした。

[ご挨拶]
更新が遅くなりました。
3月、身内に不幸があり、その後間もなく自身の既往症の悪化で外出が難しくなりました。
治療には半年くらいかかるそうですが、旅をしてはいけないとは言われてません。
体調が戻ったら、また出掛けます。更新はちょっとお休みします。
2012.5.16

23:59:00 | loan | Nocomments

21 February

冬の青森を楽しもう〜その1〜下北交通の路線バスで寒立馬に会いに行く!

今年は本当に雪が多いですね。
先週、帰省したら千葉も雪でした。
青森は7年ぶりの積雪量だそうで、夜雪かきしても朝にはもう通勤路が断たれるような状態。雪に対しては怒りも納まり、ほぼ諦めの境地に達しました。
だからと言って、せっかくのお休みに家にお籠もりするのはもったいない。
どうせなら冬の青森を楽しもう!
まずは話に良く聞く”寒立馬”に会いに行くことにしました。
青森〜下北は恐山行きと一緒です。
仕事を終えて、青森駅から快速大湊行きに乗車。夜も遅いのでまずはホテルへ。
夕食をいただきます。夕食
下北の郷土料理”けいらん”です。甘い餡の入った大福状のものがすまし汁仕立てになってます。けいらん
デザートはりんごのムースりんごのムース
夕食の後は別館の温泉”美人の湯”へ。
ぬめりのある40度くらいのお湯で、お肌がすべすべに(なった気がします)
日帰り入浴も可能です。そちらと共通の大浴場には電気風呂やジャクジーがありましたが、宿泊客専用の露天風呂が貸し切り状態だったのでこちらで長湯しました。

ぐっすり眠ってむつ市を展望しながら朝食。
むつ市展望

朝食
ホテルからすぐのバス停から下北交通の路線バス尻屋線に乗って県道6号線むつ尻屋崎線を一路終点”尻屋”バス停まで。下北バス
45分くらいで到着、料金は1210円。
進行方向にそのまま歩いていくと最初の看板が見つかります。
その後も要所要所に案内板があるので迷わず歩けます。
案内板1案内板2案内板3
雪道を心配していたのですが、青森市内より除雪がしっかりしていて歩きやすい。
ただ海から吹き付ける風が強くて時折積もった雪が舞い上がって視界を遮ります。
気温も低めなので耳や顔もしっかりガードしました。
最後の案内板は尻屋漁港が見下ろせる場所にありました。尻屋漁港
ここから先はまっすぐ、人も車もほとんど通りません。独り占めです。一本道
寒立馬冬の放牧地アタカに到着。
真ん中の小さなゲートのロープを外して中に入れます。アタカ入り口
吹雪に耐える寒立馬の姿を期待していたのですが、残念ながら晴天。
そして寒立馬は食事中でした。
食事中1食事中2
仲良く食事中仲良し
風で雪が舞っても食べ続けます。雪が舞うアタカ
時々食べるのを止めて歩いてます。食休み
看板には近づかないでと書かれていますが、人に慣れていて1メートル以内に近づいても平気寒立馬1
眼があっても蹴られたりしません。寒立馬2
見つめていると食事を止めて近寄ってきます。寒立馬3
吹雪に耐える寒立馬には会えませんでしたが、ぽっちゃりしていて愛らしくほのぼのした寒立馬に会えたので満足。
一時間ぐらい放牧地にいましたが、平日のこの時間は観光客もカメラマンもおらず、贅沢にも貸切状態で見渡す限り寒立馬しかいないので、危なく馬に話しかける怪しい観光客になりそうでした。

帰りは午後になりましたが、次第に風が強くなり雪が舞い視界不良に。帰り道
さらには立っているのが精一杯なほどの風が吹いてきました。
しかし帰りのバスは13:30、後1時間半もあります。
どこか近くの集落で昼食を摂ろうと歩き出しましたが、前進するのが精一杯。
食事処を探す余裕もなく、赤坂川というバス停に到着。
バス通りで遭難するのではないかと思うほどの強風が止む事なく吹いていましたが
ここまでくると風もおさまり、15分後にはバスが通過予定だったので一休み。
荒れる冬の海が道路脇に。赤坂川赤坂川2
自然は美しいけれど守るものなく相手にすると恐ろしい。
本州の最北端である下北半島、先人たちがこの厳しい自然を相手に道を拓き住めるようにするまでにどれほど踏ん張ってきたのかと思うと頭が下がります。
今の便利な生活に慣れた私は何にもない荒野に放り出されたら一日と生きていけません。
まもなく到着したバスで下北バスターミナルへ、運賃は1210円。
ここから野辺地駅行きに乗り換えて国道279号線をむつ湾沿いに南下します。
JR大湊線と並行して走る道です。むつ湾や八郎烏帽子、吹越烏帽子が車窓から見えますが、さすがに疲れて最後部座席で熟睡。
1時間半ほどで野辺地駅に到着、運賃は1450円。
野辺地駅
ここはJRと青い森鉄道、双方が乗り入れています。
2010年版の地図だと”東北本線”と記載されています。
また、ここには日本で最古の鉄道防風林があります。鉄道暴風林
風、強すぎますね。

青い森鉄道、青森行きで青森に戻ります。青い森鉄道
青森まで48分、最近マイブームの東野圭吾を読んだりうたた寝したりを繰り返すうちに到着。運賃は1010円。
1泊2日の旅でした。

22:59:31 | loan | Nocomments